亡国のイージス

小説の方は未見、映画はTVでやってたからあんまり深く考えないで見た。
日本で軍事アクションをやろうとするとこんなもんか、と思いました。
軍事モノやる土壌が日本にはあんまりないしなぁ。韓国とかアメリカとかとはやっぱ違うと実感。


え、アクションじゃないって?
でも、個人的にはホワイトアウト(邦画の)以下の緊迫感しか感じなかった。画面から切羽詰った様子が伝わってこなかったんですよね。一因は「脅威」が核とかじゃなく、化学兵器にしちゃったからだと思う。危険だ危険だと言われても、具体的にどういう効果があるのかってよくわからなかった。「半径三キロを焼夷弾で焼き尽くさないと処理できない」って、対処方法じゃなくて脅威度が示されないと。せめて感染力が強いとか致死率100%とか、そういう具体的な情報がないとリアルに感じられない。(不謹慎でごめんなさい)もしかしたら化学兵器は致死率100%が当たり前だったりするかもしれないけど、そこまで詳しくないんですよ。
制服組の思想と覚悟のが足らない(ように見えた)描写も微妙だった。お前ら何考えて副長に同調したのかと、今更正義のためとか大の大人が泣きながら言うなよと、どこの子供かと小一時間(ry
エピローグも消化不良。国会での証人喚問とか、反乱に参加した制服組の処分とか、各国との関係の変化とか色々語るべき事があるだろうに。先任仕官と如月のちょっとした友情?物語で締めって…おいおい。


沈黙の艦隊でも見直そう。