イーグル・アイ

アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律事務所の事務係レイチェル(ミシェル・モナハン)は、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBIの追っ手が迫る。

中盤までは面白かった。怒涛の展開、全ての状況を操る謎の脅迫者・アリアに対する恐怖とか、
それに対して従うしかない主人公達とかよく描けていたと思う。
が、ネタばらしがちと早すぎ。
黒幕は軍のコンピューターだった、ってのはまあ、ありがちなパターンだし、
その後は当然破壊するって流れがくるのがわかっちゃうからなぁ。
これで某エロゲみたいに説得を試みて和解したら神作品だったかもしれない。
エネミー・オブ・アメリカみたいに相手を出し抜く過程がもうちょいあればよかったんだけど、
今回は相手のレベルが高すぎてなかなかそういうわけにはいかなかったな。


まあ、製作者的にはこの映画はエンターテイメントじゃなくて、大統領選挙を念頭に入れて作ったみたいですけどね。
冒頭の対テロ作戦は実際にあったような事件だし、明らかにブッシュ批判な内容だったように感じました。
今作品一番皮肉が利いてたのは、コンピューターに合衆国憲法を語られるところですかね。
なんつーか、色々考えちゃいますよね。