スカイ・クロラ

ショーとしての戦争が行われる、仮初めの平和の時代。永遠に年をとらない「キルドレ」のユーイチは、新たに兎離州基地に配属となった。過去の記憶のない彼だが、初めて乗る機体も身体に馴染み、エースの座に着く。基地司令のスイトはそんなユーイチを複雑な眼差しで見つめていた。そんなある日同僚のパイロット、ユダガワが撃墜され死亡してしまう。墜とした相手は、「ティーチャー」となのる敵のエースパイロットだった……。

原作小説6巻ある中の一冊目(ただし、時系列的には最後)の映画化で、ヴェネチア国際映画祭ノミネート作品。
オープニングから空。描写が綺麗。ここまでCGでできるんだなと感動しました。
空中戦は映像もだけど、音も大分凝っていて、臨場感たっぷり。
…なんですけど、面白かったと言えるのはそれぐらいかなぁ。
自分が暗い話が苦手っていうのもあるんですが、見終わってどうにも欝な気分にしかなれない。
正直ストーリーに爽快感は求められないし、テーマ性について論じるほど何かを得たわけでは
ないので、個人的には空中戦とラストの基地のシーンが全てな映画でした。
ラストの空中戦フルボッコだけは吹いてしまったんですが、プロペラ機とはいえ
あんなにグルグル自機の周りを回れるんですかねぇ…。